イミテーション・ゲームを見たよ
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
一ヶ月ぐらい前に見ました。
面白くて感想を書きたいなって思いながら今まで放置してしましました。
最近YouTubeで映画のあらすじを話したやつを見るのが好きなんですが(ネタバレとか全然気にならない人なので)、この映画はそれで見つけました。
前にも感想を書いたベネディクト・カンバーバッチさんが主役で、
キーラー・ナイトレイがヒロインです。
役者さん、豪華!!
ってことで見てみたのですが、
めちゃくちゃ面白かったです!!
90点!!
実際にこんな人がいたんだなって、感慨深いです。
アラン・チューリングさん(役名)がとてもよかったねー。
やっぱりカンバーバッチさんの演技は好き🥰
チューリングさんのむかしの話を交えているところもとてもよかった。
全体的にまとまっており、
ストーリィ的に重要でないと判断されたところはがすがす飛ばすところも気に入りました。
何に注視して見たらいいのか、作り手の意図がわかりやすくて好印象。
あと、チューリングさんとジョーン・クラーク(キーラ・ナイトレイ)さんの関係もよかったね。
チューリングさんのやさしさが泣ける。
でもジョーンさんの身の危険を優先して結婚を取りやめたのに、ジョーンさん、チューリングの側にいるじゃん!じゃあ結婚しようよ!!
ってさすがにつっこんだ、、、。
二人は確かにとてもお似合いでした。
ジョーンさんが仕事辞めなくちゃいけないわーって展開になった時に、
チューリングさんが、じゃあ自分と結婚すれはいいんじゃね?!って結婚申し込むシーンはとても良い。
ゲイのチューリングさんだけど、
ジョーンさんがいなくなるのは嫌ー!っていう葛藤。
ほんとカンバーバッチさんの演技好きだわ。
すでにネタバレをみてからこの映画見てるから結末まで知ってたけど、
「申し込んで!申し込んでー!!」
って思わず応援してしまいました。
チューリングさんもジョーンさんだけは特別で、目の前で君を必要としてる人がいるだから、
結婚してほしかったなー。
ADHD(かな?)ならではの鬼才っぷりと人間関係を構築する不得手さ。
幼少期からイジメられたりしてて、しかもゲイという孤独。
このところだけでもとても見応えがあります。
が、
チューリングさんの人間的な成長、
ジョーンさんと心を通じ合わせる話の展開の繊細さ、
変化する戦況に翻弄される仲間たち。
ほんと、みんな良かった。
仲間からごはんに誘われるシーンが好き。
「え、そこは空気読めよ」
って思うけど本人は至って本気で言ってたり。
病気がさせることなんだなって思わせるには充分でした。
ただ、チューリングさんが仲間と打ち解ける時間が早すぎて「テキトーだな!!」って突っ込んでしまいましたが笑
リンゴ配るシーンぐらいだけで終わりましたよ。
ここにそんなに時間をかける気がなかったのでしょうね。
(時間的にかけられなかったのかもだけど)
組織が解散し、
ほそぼそと仕事をしてたけど、
ゲイ疑惑で捕まるチューリングさん。
ゲイであること自体が法的に罰せられる悲しい時代。
ジョーンさんもいなくなり、一人で生きてた。
男娼買ったりして、孤独を紛らわせて生きてきたかと思うとそれだけで心が痛むわ。
実在の人に基づいてるので、チューリングさんの最後は最後として、
ちゃんと見てる人の気持ちを救う演出があったのはよかったですね。
ジョーンさんがまた訪ねたのは演出だと思うんですが、観てる側の癒やしにはなりました。
映画って、エンターテイメントのショーだと思ってるんで、
史実に基づいてようが、実際の人物だろうが、
楽しませる演出は全然問題ないと思ってる。
観てる側がそれを分かって見てればいいんだと思うー。
久しぶりに良い映画を見ました。
カンバーバッチさん、更に好きになりました。